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いつ、どんな瞬間にそれが必要になるのか
2016/5/02
CRMの重要な役割に、タイミングを計る-という要素があります。
システムは、多くの情報を保存したり、扱うことにも長けていますが、この時間の管理も、得意な分野の一つです。
あらかじめ設定しておけば、その日時に忘れずにフォローしてくれます。
それを活用したのが、お客様が必要としている「瞬間」を見計らって、情報を届けること。
その瞬間を意識してみると、いろいろなアプローチ方法が見つかります。
もし、あなたがセミナー講師なら、こんな風に考えてみてください。
受講者は、セミナー申込み後、ちょっと不安になっているはずです。
-「もしかしたら、私にはあまり役にたたないかも知れない」
そして、セミナー開催日の3週間前になって、
-「しまった、カレンダーに登録していなかった。あやうく忘れてしまうところだった」
セミナー3日前には、
-「場所と路線を調べておかなくちゃ」と、地図を調べ始める。
もちろん、例外もありますが、ある程度予測できる「ほしい瞬間」が訪れます。
そこで、セミナー開催日に合わせて、それぞれのタイミングで、その瞬間にふさわしい内容のメールを届けます。
セミナーであれば、3週間前はみな同じだし、一斉にフォローすれば大丈夫。
でも、仮にこれが、商品を購入したお客様だった場合、1年後はお客様ひとりひとり違います。
もう、こうなると記憶できる範囲ではなくなります。(毎年カレンダーに書き込むのも、かなりの手間になりますね)
システムに記憶させ、知らせてもらうようにするのが一番です。
いつ、どんな瞬間にそれが必要になるのか
そこをデザインしてみると、適切なアプローチが見つかるかも知れません。