ソフトウェアの品質と生産性について

タクト情報システムズの「より最適なシステム化をめざす取り組み」

もっとも最適な開発は、できるだけ作らない

効率良く、かつ生産性・費用を最小限に抑える方法として、できるだけ「作りこまない」をご提案しています。

例えば、

  • パッケージと組み合わせる
  • 以前、開発した類似システムを流用する
  • 費用対効果を検討し、手作業を残す

などを検討することで、新規の開発部分を抑えることができます。
また、EXCELなどを活用した方が柔軟で、運用もしやすい場合もあります。

お客様からの要求をすべてシステム(IT)化するのではなく、「ビジネス要求」と「ソフトウェア要求」にしっかりと区分けし、ビジネス要求に関しては、順番を変える(または無くす)、やり方を変えるなどのご提案をさせていただきます。

情報システムの構築方法

出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)「ITの活用に関するアンケート調査」2007年11月

まだまだ、日本のパッケージ利用率は海外に比べると低く、上図にもあるように分野によってばらつきがありますが、インターネットの普及により様々なサービスが登場し、かつ利用しやすくなっている現状を考えると、今後ますますご提案できる幅は広がってくるものと思います。

是非、こんなパッケージを利用したら 業務改善になりますか? などのご相談も可能です。システムの大小にかかわらず、お問い合わせいただきたいと思います。

プロトタイプモデル(*)による開発

要件定義や基本設計段階で、お客様の要望を100%ヒアリングし、すべてにおいて最適な答えが見つかる-ということはとても難しいことです。

それは、要望自体が打合せを重ねるうちに変ってきたり、途中から新しい要求がでてきることもあります。
また、ある時点では最適と思った解決方法が、その後変更せざる得ないこともあります。

プロジェクト失敗の原因

  • 完璧な仕様書を作れるシステムは少ない
  • 手戻りは残念ながら発生する
  • リリースの直前まで、仕様や機能変更は発生する

こうしたことを前提に、プロトタイプモデルでの開発を進めています。 また、すべてを一気に開発してしまうのではなく、フェーズに分けて順次リリースしていく(アジャイル方式**)なども、取り入れながら、開発をすすめていきます。

要件定義書などでは読み取りにくい「システムの動き」や「操作性」などをあらかじめ確認しながらプロジェクトを進められるこの方式は、多くのお客様に喜んでいただいています。

経験を積んだ技術者による専門性を重視

システム構築にあたっては、それぞれの分野ごとに経験を積んだスタッフを専任しプロジェクト制を組んでいます。

要件定義における専門性

ご依頼いただく業務内容や業種などにより、過去の経験を活かした人材のアサインすることで、お客様とのやりとりをスムーズに図ることができるように体制づくりも重要視しています。

(*) プロトタイプモデルの具体的進めかた

試作品(プロトタイプ)を作成し、ユーザーに確認もらうことでより完成イメージを評価していただきながら進めます。
これにより、仕様の精度はあがりますが、要件定義や基本設計などの日数が増える/お客様とのレビュー回数が増えるなどのデメリットもありますが、できるだけポイントを絞り、操作(オペレーション)を要求される部分や、比較的複数のスタッフが利用する機能などに限定して実現することもあります。

(**) アジャイル方式による開発の進め方

全体をいくつかのフェーズに分けて、順にリリースをしていきます。小規模開発を繰り返すことで、一つ一つのステップで検証しながら進められること、仮に変更があったとしても軽微ですむことがメリットとしてあります。
注意する点としては、全体像をつかんだ上で業務の流れやデータの関連性などを吟味したうえで、細分化する必要がありますので、場合によってはこの手法が適さない構築もあります。